GoPro9で双眼鏡を覗く、高精細なのか?

GoPro9を持っているが主な使い道は自転車や車に付ける、あるいはスキーでウェアラブルカメラ(身に付けるカメラ)にしたり自撮り棒で撮るなどである。
GoPro9はウェアラブルカメラなどとしてスポーツで使うもので、一眼レフカメラのように三脚で望遠で撮るような事はほとんどしないと思われる。
望遠で使うとなるとGoPro9はシビアな点が多い。

 

4倍で撮れるレンズキットはあるようだが、さすがに4倍では望遠とは言い難いレベル。
下は2倍レンズであり、本体のデジタルズーム2倍と合わせて計4倍らしい。
4kでの動画撮影もできないらしい。

 

 

 

 

 

GoPro9でこれ以上の倍率となるとちょっと厳しいかも。
ここは試しということで望遠で撮る仕組みを組み立ててみた。

望遠レンズの代わりにするのは「双眼鏡」。
一応「三脚に全部載せるパターン」で想定した。
というのも三脚上で左右にパンしたいからである。
自宅にあるものだけで何回かやり直したが一応完成?

 

■ 結果 ■

 

■ 工作

 

双眼鏡とGoPro9を乗せる金属台(手持ちであったもの)をクイックシューにカメラネジで止めてある。
双眼鏡は金属台に縛ってある。
 
GoPro9は高さ調整して単に置いてあるだけ。
撮るたびに微調整する。
しかも上下逆さ。
逆さだとレンズが下に来るので双眼鏡のレンズの高さと合わせ易い。
「録画ボタン」を押す時、逆さの状態で押せば、自動的にひっくり返った動画(正立)になるので問題なし。
「録画ボタン」を押す時いったん手に持つので固定できない理由。
その後置いて位置微調整となる。
よって録画先頭部は編集でカットする。
下の画像の様にカメラ液晶に丸くきれいに表示されるように微調整する。

 

GoPro9の高さ調整は100均の厚みのあるシールを何枚か重ねて貼ってある。
シールのおかげでGoPro9は滑りにくい。
双眼鏡を固定しているのは、網戸の網交換で使う網押さえのゴム紐。

 

真上
双眼鏡も水平になるようにシールを貼って調整してある。

 

 

 

■ GoPro9の設定

 

①自分は「シネマティック4k」を使う。
4kにするのには理由がある。
後に説明する。

 

②「シネマティック4k」の設定変更
上の画像の右側の鉛筆マークにタッチすると、下の各種設定画面になる。
スクロールする。

 

③デジタルズームズームを1倍から1.2倍に変更する。
ズームをタッチ。

 

④下の様にスライダーが出るので1.2倍に合わせる。
これは双眼鏡を通した視野が丸く小さくなるので拡大するもの。
設定したら戻る。

 

⑤次に「EV修正」をタッチ。
これは録画画面の明るさを制御するもの。

 

⑥これもスライダーが出るので少し暗めに設定する。
理由は録画画面に黒地の中にに丸い景色が見えるのだが、黒地も明るさデータとして見られ景色も一緒に輝度アップされて明るくなり過ぎるのでその調整である。

 

⑦以下は以上の設定後の通常の画面である。
水平維持はいつも掛けている。

 

4kで撮る理由
黒地に丸い景色が気に入らない場合、編集で丸い景色を拡大して黒地が見えないほどにする。
拡大で画質が荒れるので出来るだけ高画質がいいからである。

 

 

 

■ 実際の動画撮影

 

向こうに見える稲荷神社の鳥居を見ている。

 

カメラ側に露出を合わせた画像。
このように丸く景色が見える。

 

 

実際の動画3840×2160(4k)を1365×768に編集した結果。
オリジナル視野(GoPro9側で1.2倍のデジタルズーム)

 

 

実際の動画の周辺部を切り取って1365×768に編集した結果。
拡大その1

 

 

実際の動画の周辺黒地を全部切り取って中央部だけ1365×768に編集した結果。
拡大その2

 

 

パナソニックDMC-FZ1000の望遠最大。
パナソニック デジタルカメラ FZ1000 2010万画素 光学16倍 画像サイズ5472×3080

 

結構いい画質は出てると思うが、どうかな?