自転車の正しい乗り方 続き

前回、自転車が登りになる車道を走る場合、速度が遅くなり「ふらつき」が起こる事を言った。
それでは危ないから「降りて押せよ!」という声も上がりそう?
しかし自転車はそう簡単ではない。
歩道の無い道路の場合で想定してみる。

 

 

 

自転車が車道を走る場合もちろん「左側」である。
しかし自転車から降りて押すといきなり「歩行者」扱いとなる。
つまりそのまま左側を自転車を押して通行する事は出来ないのである。
早急に車道を横断し右側に移動せざるを得ない事になる。
面倒!
しかも再び自転車に乗るにはまた車道を横断して左側に移動しなければならない。
いちいち横断!
面倒!
この様であるから、気軽に降りて押せないのである!
自転車から降りるのは簡単だが、道路交通法を守るのは容易なことではない!

 


道路の両側に歩道が設置してある場合でも、車道と歩道は縁石で仕切られており、縁石を乗り越えて自転車を移動できるならいいが、出来ない時は縁石が無い所まで押して行くので左側通行の違反行為を取ることになる。
普通自転車なら軽いが、アシスト自転車である場合は30kgほどもあり持ち上げるのは容易ではない。

 

 

下は登り坂の途中。
左白線と縁石の間は「路肩」と呼ばれ、道路交通法では車が非常停車する場合などで路肩の記述はあるが、自転車が通行して良いと書いてある場所は無い。
路側帯(専用歩道が無い場合)は自転車が通行できる場合が書いてあるので通れる。

 

 

このようなややこしい理由があり、坂道でもペダルを漕ぐことに集中するのが普通となる。
アシスト自転車では「強モード」がいい。

 

 

 

 

■ ヘルメット着用努力義務
ヘルメットは買ったし被るのは抵抗が無い。

しかし、ヘルメットを付けると寒い時期は耳が半端なくきつい。
気温7℃以下では耳隠しやフェイスマスク、ネックウォーマーなどを身に付ける場合が多く、ヘルメットはサイズの融通が利かず、普通の帽子やニット帽にせざるを得ない場合が多い。
寒さ対策にはバイク用の「フルフェイス・ヘルメット」がいいのだが、流石に自転車では使えないな。
実は自転車で「フルフェイスヘルメット」を被っている強者を一度見かけたことがある。
目が点になった!

流石に引いた・・・

 

 

 

 

 

自転車にフルフェイス! 別に違反ではないが・・度胸が必要!